ピンク・レディーのB面(今はCDの時代なのでカップリング曲と 言われてますね)。これには結構、名曲が多い。ファンの間でもB面の好きな方はかなりいます。そんなピンク・レディーのB面で綴るいわばHISTORY。 ここに誕生です。( )内はA面曲

乾杯お嬢さん  ピンクの林檎  パイプの怪人  パパイヤ軍団  逃げろお嬢さん  レディーX   アクセサリー  キャッチ・リップ

スーパーモンキー孫悟空   ドラゴン   事件が起きたらベルが鳴る  ハロー・ミスター・モンキー  波乗りパイレーツ(U.S.A吹込盤)

WalkAwayRenee   アダムとイブ・ スーパーラブ  愛しのニューオリンズ   秘密のパラダ イス    ザ・忠臣蔵80  BY MYSELF 

カトレアのコサージ  AMENIC(逆回転のシネマ)   夢中がいちばん美しい ・

乾杯お嬢さん (ペッパー警部)

ピンク・レディー裏HISTORYオープニン グはこの曲から。
B面の中でも一番有名でこの曲を大好きだというファンはたくさんいると思うが、デビュー曲になりそこなった曲。それが乾杯お嬢さん
ピンク・レディーがデビューする時、ペッパー警部とどちらをA面にするかでモメたという話はあまりにも有名だが、それほどに完成度の高いB面曲のひとつ、 初期のコンサートではよくフルコーラス歌っていた。ミーとケイ本人たちも、この曲、大のお気に入りなようで、本人達にしてみればどちらが、A面でもよかっ たのかも知れない。しかし、ここで運命は左右する。ペッパー警部でなかったら、ピンク・レディーは単なるアイドルグループで終わったであろうとは専門家の 方たちもおっしゃっているが、まさにその通り、インパクトが違う。このことは、時代だった頃からなるディスコグラフィーに掲載しているので、あえて、書き ません。では、この乾杯お嬢さん、実はこの曲は仮想敵キャンディーズに対抗する雰囲気のものをと考えて作られた。というだけあって、ごく普通の内容であ る。曲自体の出来もそれなりにビートが利いて、さわやかな出来栄えである。僕的には春一番(キャンディーズ)という曲の秋版というように思う。でも、ひと つこのデビュー曲のB面でもピンク・レディーのスタートということで、少し違うなあと思えるところがある。というのも、この頃の歌謡曲の世界では秋の歌は 大抵、失恋や別れなど物悲しい感じの曲が多かった中で、珍しく希望を歌っている。コレ自体視点が他と違うピンク・レディーブランドを象徴する裏ヒストリー (B面)の始まりのようである。年相応でなおかつ普通の路線。それは異次元に放ったピンク・レディー光線を地上で見物でもしているかのようなストーリーで あったのだ。いわば、ミーとケイの生身がこのB面に収められているといっても過言ではない。もっと詳しくいえば、A面はピンク・レディーB面は根本美鶴 代、増田啓子といったところだろうか?この曲に込められた想い。それは思いやりではないだろうか?マンデー・モナリザ・クラブのコラムを書いたとき、作り 手たちの心遣いにテーマを置いて書いたが、このB面集のはそれが多く感じられる。シングル曲の裏として売れる売れないに関わらず、自由にピンク・レディー の二人の”普通”を提供してきたプロジェクトの作り手たちにはこの時点からふたりの事を大事に思ってきたことが、B面を聴くと思い描かれる。振り付けもこ の乾杯お嬢さんはミーケイ本人たちが振り付けをしたといっているし、彼女たちにとっても、やはりA面のペッパー警部同様、命の次に大切な曲であることは間 違いないように思う。

ピ ンクの林檎  (S.O.S)

月並みであるが、この林檎の檎いう漢字はこの 曲を機に覚えたのである。まだ、当時小学生で、教科書にもこの檎という字は無かった。ピンク・レディーの影響 はこんなところまで及んでいたのであ〜る。(笑)
さて、このS.O.SのB面であります、ピンクの林檎も有名ですねえ。当時、お昼の校内放送でよく、流れてました。A面のS.O.Sと同様に。こんなとこ ろからも、ピンク・レディーが流行りだしていたことが、伺えます。大抵、校内放送は高学年(小5,6)が担当であり、それぞれが好きなレコードを持ち寄っ てかけてましたので、(僕も小5,6の時は放送部員でサウスポーや波乗りパイレーツなどかけまくってました 笑)確実に売れていると思ったものでした。 S.O.S紹介時代だった頃の第1章参照のところでも、書いてますが、うちのおやっさ んはS.O.Sが好きでしたが、このピンクの林檎の方がいい曲だと申しておりました。当時何かできいたのですが、どの歌手もB面にいい曲をいれるとか? (ほんまかいや?笑)A面のS.O.Sより、もっと歌謡曲的であり、日本人になじみ易いフレーズが続く、
最初の乾杯お嬢さんで秋はチャンスよ!と歌い、ここではやくもくちづけを交わ してしましそう。と10代のふたりのちょっと背伸び をした女の子が登場するなにかホンワカムードの曲である。今の時代でいえば、10代後半にこのようなフレーズは合わないかも知れませんが、当時まだ純粋な 時代を象徴するような曲である。イントロも印象的でメリーゴーランドにのっておとぎの国へとでもいう感じに聴こえます。これは、童話白雪姫の毒林檎がヒン トなのかなあと思ってしまいますね。今回の復活ライブVol.1ではB面曲を1曲披露してくれましたが、(会場によっては2曲のところもあったみたいです が)僕の参加した会場ではこのピンクの林檎を歌ってくれました。

パ イプの怪人  (カルメン’77)

ピンク・レディー第3弾カルメン’77のB面 パイプの怪人。
この曲もやはりA面との違いは面白い。激しくも、情熱的なA面に対して、どこかコケティッシュでかわいらしい曲。ほんとにおんなじ歌手の曲なの?と思わせ る曲である。このパイプの怪人のヒントはこれも、童話?あしながおじさんでは?ないかと思う。前作ピンクの林檎で少し冒険心のついた女の子は今回パパ?か もしれないパイプの怪人の目を盗んで大胆な行動へと走りかけたが、ペッパー警部同様、まった!がかかることに。思うようにならない苛立ちは次回では・・・ とんでもない行動に・・・。(わたくし事ではありますが、わたくしも娘がおります。将来自分もパイプの怪人になるかも?知れません 笑)
 今回のパイプの怪人は前2作よりちょっと軽めのサウンドが特徴であり、A面の重たさに比べ、リラックスして聴けるような配慮が曲のところどころに流れて いるように思う。これもコンサートではメドレーの中の1曲として知ってる方も多いのでは?ないかと思います。

パパイヤ軍団   (渚のシンドバッド)

前作での苛立ち・・・それはこの夏にハジケて しまった。イントロのため息に始まり、♪わたしたち〜食べごろよ〜 などと、ドキッさせられるフレーズが続 く。A面渚のシンドバッドはさわやかなお色気だが裏(B面)に回ると更にエスカレートした女の子が登場していた。正直この曲を当時小学生が聴いていたと は・・・。僕が思うにここまでの大ヒットに感謝しての、サービス満載B面曲なのかあと思う。♪みてみて私のこのポーズ・・とまさにサービス満点!ピンク・ レディーに夢中になっているみんなはこの曲の通りフラフラになっていたのだ〜。
ここまで、4曲のご紹介でしたが、ピンク・レディーのB面曲は8枚目のシングルモンスターのB面まである程度のストーリー性を持っています。この後は逃げ ろお嬢さんですが、ピンク・レディープロジェクトはこのB面を通して生身の女性ミーとケイを成長させていったような気がします。A面では出せない味わいそ して、現実的な遊び心がこのB面の中に含まれているのです。全てのシングルをお持ちの方もう一度B面だけを聴いてみて下さい。そこにはピンク・レディーの 人としての裏側を垣間見ることが出来ると思いますよ。

逃げろお嬢さん   (ウォンテッド)

前作パパイヤ軍団でお色気たっぷり振りまきす ぎて、変な男に引っかかったのか?ここにきて一目散に逃げろ〜!と歌っている。
A面のウォンテッドと全く逆で捕まえる側から逃げる側へとAB面での互いのアンサーソングの作りも非常に面白い!
今までのB面曲より弱冠軽めのサウンドはA面を聴いたあとには何故かデザート感覚で聴けてしまう。作り手側の方々もこんなところに気を使っていただいてあ りがとざんす!(何者?)コンサートでも人気の曲で10年ほど前電リクの番組でUFOなどに混じってこの曲のリクエストがあり、コンサートフィルムから流 れた事がある。軽くてノリやすいし覚えやすい頭のサビはみんなで合唱しやすかったんでしょうね。
この曲についてひとつ当時の思い出があります。
他のページでも書いたかと思うのですが・・・この曲が新曲の頃、我家にはレコードプレイヤーなるものがなく、いろんなお宅で聞かせてもらってましたが、そ うはいってもいつもいつもという訳にはいかず。たま〜にでした。そんな時、遠足の帰りひとつ下のH君と帰り道一緒になり、(実はその子は転校生だったので す)なんとなく気が合ったので話をしてたら「うちにレコードプレイヤーあるよ」といわれ「えっじゃあ後でレコード持ってっていい?」「うんいいよ」
こんな会話だったかは定かではないが、まあ趣旨は同じで、早速レコード持っていって聴かせてもらうことに。
そんな時二人で意気投合して何度も何度も聴いたのがこの逃げろお嬢さんだったのです。
今でもたま〜に思い出しますねエ。この曲聴くと。その子は今東京に住んでいて滅多に会うことはないけど、あの時レコードを聴かせてもらったという感動は今 でも心の底に残っています。♪逃げろ!逃げろ!逃げろ!お嬢さん 奴から逃げろ〜 このフレーズの中に・・・。


裏HISTORYも聴けます。CD FILEシ リーズ(あ〜なつかしや〜消費税導入前の価格)
現在廃盤中ですが、再発売して欲しいですね。


レ ディーX  (UFO)

これぞ、本家本元都倉サウンドの原点リンダ 節!リンダさんのメジャーなヒット曲「どうにもとまらない」とそっくり!(よく聴けばペッパーのリズムとも似て ますが)このカラオケでどうにもとまらないを歌ってもバッチリ!というくらいクリソツ。
全盛期もしくは解散コンサートのB面メドレーでは占めに当たるこの曲。あのUFOのB面ということでかなり有名な曲ではないだろうか?
 前作「逃げろお嬢さん」で悪い男から逃げ切った少女はここで大胆にも名前をレディーXと名乗り数々の男たちを手玉に取る(言葉悪いですねえ 笑)
というより大人の女性へと成長を遂げる。まさにあ〜どうにもとまらない!状態の曲ではなかろうか?(笑)
 冗談はさておき、話を戻すがあのUFOのB面ということで振り付けを考えた方もいたのではないだろうか?今までのB面と比べても派手な作り、インパクト もあり、B面にしておくにはもったいない曲ではないかなあと思う。A面では絶対に出てこない世界観をB面で堪能できるまさに1度で2度おいしい企画は更に 邁進していき、二人の・・いや、ピンク・レディーという名前にピッタリのイメージはほんとはコチラなのかもしれませんね。後々発売されるマンデーあたりを 匂わせ、歌謡曲的にわかりやすく砕いた曲それがレディーXのように思います。ダークなイメージで当の本人たちは嫌いじゃなかったんではないでしょうか? (本人達に聞いたわけではありません。失礼!笑)
当時、シングルと同時発売としてデビュー曲からこのUFOまでにファーストLP収録のそれぞれのソロ曲を収めたベスト盤「ベストヒットアルバム」をリリー ス。当時の大ブームと合い重なってミリオンヒットとなる。(CD化されてますねえ)・・・がUFOとレディーXはシングルより先にレコーディングされたも のらしくボーカルが不完全なまま収録されている。(ご存知ですよねえ)
これが結構今となっては貴重版であり、2種類のボーカルを聴く事により当時ふたりがUFOはレコーディングに時間がかかった〜とおっしゃってたことが思い 出されます。一番のピークの時期のレコーディング。けっこう、辛いレコーディングだったのではないだろうか?と推察いたします。睡眠時間が3時間を割って いたころであり、ひどい時には30分から1時間程度しか寝てなかったというからその中でのレコーディングまさに奇跡のようです。
そんな二人の栄光の登竜門アメリカ進出はこの頃決まったようです(PINKLADYinU.S.A ご覧下さい
なにはともあれ、ピンク・レディーのB面曲としてメジャーなのはこの辺りまでの曲でしょうね。サウスポーも大ヒットしましたがB面の印象はあまり無いよう に思います。(自分はけっこう好きなのですが)次回はそのサウスポーのB面「アクセサリー」の登場です。お楽しみに〜。

ア クセサリー  (サウスポー)

さあ、A面の大ヒットの影に隠れてあまり知られていないというか・・・ピン ク・レディーの二人もあまりステージなどで歌ったことのないB面曲の登場です。
「アクセサリー」前作レディーXよりポップ色が強く、ピアノのイントロが春らしい軽めの仕上がりとなっています。
あなたのアクセサリーになりたいの・・・という前作のレディーXから大きく変更。とてもかわいらしい女の子が登場していますね。当時の彼女たちにはピッタ リのアイドルソングです。
この手の曲はアイドルにありがちであり、これをわざわざB面にもってきたところが阿久先生の粋な計らいのような気がします。
サウスポーでピンク・レディーブームはピークを迎えました。
そんな中やはりホッとするような曲。当時のふたりの年齢からしてごく普通の世界観。あの怒号のスケジュールの中でこのごく普通の世界観はふたりにとってオ アシスのようなものだったのではないでしょうか?
今でもこのアクセサリーという曲はけっこうお気に入りであります。彼女たちの当時の曲の中ではキャラクター性のないこの普通の曲を聴くたびピンク・レ ディーの奥深さを感じてしまいます。彼女たちはアンドロイドではなくごくごく普通の女の子なのだ・・と・・・。というのもこの頃からですアメリカ・・を匂 わせてきたのは・・・。ラスベガス公演はこのサウスポーが新曲の頃でしたからね。
キャラクター重視の曲が応酬する中でのこの「アクセサリー」は唯一の休憩の場のように思えました。
この後・・・ピンク・レディーは更に躍進を続けるのです。



キャッ チ・リップ  (モンスター)
♪キャッチ・リップわたしのわたしのくちびる を〜
当時、夏休みの頃、このメロディーにのって宝石箱というアイスクリームのCMが流れていた。
当時100円だった宝石箱アイス。100円もするアイスなんてなかなか買ってもらえませんでした〜(涙・・・)せいぜい50円か20円30円といったとこ ろの当たりクジ付きアイスがいつも食べていたアイスでした。この1年前はグリコのしぐれとかカキ氷だったのでそれはよく食べていましたが。(50円でし たので  笑)
1年経ってこのA面タイトル通り「モンスター」と化してしまったピンク・レディーは、このCMのアイスに象徴されるように50円から100円へとグレード アップ!段々と手の届かなくなっていくような気がした。(この後本当に手の届かないスーパースターへと化していく=アメリカへ〜)
しかし、皮肉にも宝石箱製造の雪印は今はもうないが、ピンク・レディーは見事に復活!!!
そんな冗談はこれくらいにして、曲の方へと参りましょう。このB面のコーナーの冒頭でも触れましたが、このキャッチリップまではストーリー性があるので す。乾杯お嬢さんでデビューシングルの裏を飾って以来、ブームとともにキャラクター化していくA面を見守るかのように、B面は普段の暮らしの生活に密着し ていました。色んな恋を経験した裏街道もとうとうこの後A面にとって食われてしまいます。「スーパー・・・」(わかりますよね^^)
色っぽく変身していく女の子はこのキャッチリップでさわやか、かつ、いやみのない恋を描いてしまいます。イントロのピアノ音がポップで全体的にメロディー ラインにも流れのよさが程よく、うまくまとまった1曲といえるでしょう。A面のモンスターを聴いた後、デザート感覚で口元さわやか〜息すっきり〜(??? なにかのCMのパクリ???^^)といった感じですね。両方聴いてバランス感覚が保てる印象を持ったのは果たして僕だけでしょうか?(笑)



スーパーモンキー孫悟空  (透明人間)
♪ダダン チャッチャッチャ チャチャチャ チャ・・・スーパーモンキー・・・
毎週火曜日の夜7時にはテレビから流れていたこの曲が遂にレコーディングされ発売されました。(この番組の後7時30分からは今復活したぴったんこカンカ ンならぬぴったしカンカンでしたね〜)
思い返せば新曲「サウスポー」の頃、次のシングルのB面に収録すると言ってましたが、ひとつ伸びてこの透明人間の時きちんと収められました。
前作、モンスターまではB面に年相応の曲を収録していましたが、コレを機にB面もピンク・レディー独特の世界を入れて来ましたね〜。もう、ピンク・レ ディーブームもここまできてしまうとわけがわからなくなり、A面とB面にわずかながらあった境界線をも越えてしまったような気がします。わかりやすく書く と、現実とメルヘンの境がなくなったような印象を受けました。
当時、ピンク・レディーのシングルレコードを買った時、唯一の楽しみはB面はどんな曲だろう?ということでした。
わずかながら現実味を残したB面の世界はけっこう好きだったので、正直なところこの透明人間のレコードを買った時はあまり嬉 しくなかったのです。(単純に知ってる曲だったから)
 では、ここから本題、曲について、皮肉にもこの頃同じテーマの番組「西遊記」がスタートします。テーマソングの「モンキー・マジック」「ガンダーラ」が 大ヒットしたことはみなさんご存知でしょうが、ピンク・レディーが唯一”うた”に してきたテーマと同じテーマの曲が登場したことで、ピンク・レディー独自の世界観は新たな出発点に立つことになったように思います。しかし、西遊記がテー マのこの曲もコミカルな人形劇「飛べ!孫悟空」にはベストマッチした曲でしたし、この振り付けがまた面白い!シングルA面以外でこれだけ完成された振り付 けはこの曲くらいでしたから当時は結構必死で覚えていたように思います。
しかし、阿久先生のセンスも面白いですね〜。孫悟空をテーマにこういう詞がかけるんですからね〜。ランボルギーニよりおいらのきんと雲の方がイカスゼ!っ て歌ってるんだから・・・。この曲は新曲「ウォンテッド」の頃出来たものなんですが、(この発売78年9月より約1年前)この時点でA面「モンスター」の 原型は出来ているように思います。主人公のそばで見守る側がミーとケイ。あのピーナッツのモスラと少し似ている気がしますが・・・ハテ?(笑)
キャラクター的にはもう他に現れようがないくらい”ピンク・レディー”という存在が固定していった時期ですが、もう普通の題材ではピンク・レディーのうたとして成り立たなくなったころなんでしょうね。
 それから、ピンク・レディーに限って番組の主題歌がシングル(要するにA面)として発売されなかったのでしょうか?ライバル百恵ちゃんも「赤い衝撃」 「赤い絆」などシングル発売してますし、桜田淳子ちゃんなども主題歌はシングル発売しています。唯一発売された主題歌「星から来た二人」もピンク・レ ディーではなくヤング・フレッシュというグループが歌って出しました。
では、何故?  答えは簡単。1位を獲らなければいけなかったからです。2曲目のシングルから連続して1位を獲ってきたピンク・レディーにとって、新曲は 必ず1位でなければならない!というのが当時のピンク・レディーの”使命”だったからです。
中途半端な曲は出せない。企画を練りに練って必ず当たるものを!それがピンク・レディーが絶対果たさなければならない使命だったのです。
考えてみますとこれはかなりのプレッシャーを要します。作る側も表現する側も必死だったことがこういった事実から伺えるように思います。
でも、そのお陰で我々はたくさんのお土産をいだいたのですから、今は感謝感謝ですね〜。
04年メモリアル・コンサートVol.2でこの曲を聴いたとき、一気にあの頃へ戻れた気がしました。うれしかったな〜
 ちなみにこのスーパーモンキーとA面の透明人間サビの音が全く一緒ですが・・コレもA,B面の境をなくしてくれた原因だったのでしょうか?
  
ドラゴン (カ メレオン・アーミー)
ピンク・レディーの曲。そんな認識が世間に固 定してから、シングルB面の曲にも変化が現れたが、今作「ドラゴン」はそのピンク・レディーでなくては歌えない曲のひとつだと思います。音楽をまるでキャ ラクターグッズに例えて独特の世界を作り上げてきたピンク・レディーでしたが、もうA面だけでは収まりきれなくなった証拠でしょう。このような曲が誕生し たのも。
背番号1の凄いやつとの共演の後にはブルース・リーの登場です。同じような趣旨は飽きられる・・・ということでB面に回されたのでしょうか?(笑)
しかしB面もアニメーション化してきたということはピンク・レディーでなければ歌えない曲をもっと・・・という阿久先生の想いを感じ取れます。どこまで歌 にすることができるのか?そんなことへの挑戦のようにも思います。
この曲、僕のサイト(OH!STEPピンク・レディーの楽しい道)のMy Best Selectionのなんだかなあ部門で栄えある第1位を獲得してい ますが、その気持ちに変わりはありません。
曲構成としてはそれなりの出来だとは思いますが、ちょっと安っぽい印象はぬぐいされません。
テーマに対してストレートすぎるというか?まるでミュージカルのセリフっぽい曲のようにも思えますし、その情景をそのまま言葉にしたという感じですね。も うひとひねり?といったところでしょうか?ま・B面ですからね。気合の入り方も違いますかね〜。

事件が起きたらベルが鳴る  (ジパング)
この曲がお蔵入り(当初A面だったのがB面に 変更になったということで)になってから、この曲を生で歌ってるところは1度もみたことがなかったが、やっとお目にかかれたVol2モンスターパニックの ステージ。感激でした〜
振り付け自体どんなかわからず、個人的には当時振り付けを自分で作っていました。そのモンスターパニックのステージでこの曲を歌っている時、当時僕がこの 曲の振り付けをつけたある1箇所だけ、同じところがありました。そんなことに感激したことを今でも覚えています。
 この頃、前年通り(サウスポー)ある雑誌で振り付けの公募がありましたが、当初、新曲予定だったこの曲を対象に行ったものなのか?それとも急遽変更と なったジパングを対象に行ったのか?僕自身分りません。
 でも、A面ジパングで1位をとれなかったため、「この事件が・・・がA面だったらひょっとして・・・」なんて思ったこともありましたよ。
この曲の魅力はなんといっても今までにないパターンでマイナー調の曲に男性の歌詞で歌っているところではないでしょうか?
これが実際A面だったら、当時、子供向けといわれたピンク・レディーの新たなる新境地のような気も致します。
同じ頃、ライバル、ジュリー(沢田研二さん)は(石野真子ちゃんではないですがハハ)カサブランカダンディ、百恵ちゃんは美・サイレントを歌いそれぞれに 大人っぽい路線が横行していたのでピンクさんがこれを歌うことでまたひとつインパクトといった点では面白かったのではないかなあなんて思いますが・・・。
この曲のイメージはどちらかといえばアメリカのように思います。日本の風景よりもアメリカ・・ロスの夜なんか思い浮かびますし、ペッパー警部とは違い ちょっとサスペンスの香りが漂う雰囲気を出していますね。ディスコテイストもイントロで感じることが出来るし、アメリカ進出を本格的に控え、標準を切り替 えてきた感じはします。マンデー・モナリザ・クラブはこれより半年後でしたが、この時点でその路線(ディスコサウンド)への移行を考えていたことが伺える 作品だといえるでしょう。
過去、阿久先生の後日談でたくさんのスタ誕出身アイドルに曲を書いてきたが、そのアイドル事態も実年齢が上がるたび、どこで年をとらせるかが一番の問題だ とおっしゃってました。その年を上手にとらせた歌手が長続きするのだと。
例えていえば岩崎宏美さんや桜田淳子さん。岩崎さんは実際2作目で一気に大人の域に達したとおっしゃってましたが、桜田淳子さんはまず、「ねえ、気がつい てよ」という曲でちょっと背伸びする女の子を演じ、その後「もう戻れない」「リップスティック」と徐々に大人の階段を上っていきました。
ピンク・レディーの場合、前作カメレオン・アーミーで今までのキャラクター的雰囲気を含みつつも、今までより大人っぽい雰囲気にチェンジしていきました。 その後この曲を思いついたのでしょう。これがピンク・レディーを上手に年をとらせるための作だったのかも知れませんが、ピンク・レディーの作品自体に年齢 を含む内容はなく、実際アンドロイドのイメージが固定観念としてついてしまったため、無難な路線「ジパング」に変更になったのではないだろうかと思いま す。
現在も発売中のツインベストにはここまでB面が収録されていますが、ここまで完全にAB面阿久-都倉コンビの作品であることも凄いことですね。
結局、ここまでがメジャーに受け入れられた作品なのでしょう。

ハロー・ミスター・モンキー   (ピンク・タイフーン(IN THE NAVY))
前作ジパングからわずか2ヶ月後、急遽緊急リ リースしたピンク・タイフーンのB面はなんと前年78年後楽園球場で行われたジャンピングサマーカーニバルのライブ盤からのシングルカット。
ジパングで1位を獲れず、人気下降に歯止めをかけるためなのか?苦肉の策として登場したのがA面ピンク・ターフーン。
同じ日、世界へ向けての1stシングル「Kiss In The Dark」がリリースされるとあって、日本でのシングルも初の洋楽カバーとなった。
Y.M.C.Aでお馴染み西城秀樹さんのヤングマンと同じく、ヴィレッジ・ピープルの新曲「IN THE NAVY」をカバー。
しかし、このB面いかにも付け焼刃。もう・・なんでも入れとけ!って感じに思えます。
ハローミスターモンキーはご存知、同じレコード会社で当時、大人気を誇った「アラベスク」の大ヒット曲。
ピンク・レディーが世界に羽ばたくきっかけとなったあの後楽園球場での7万人コンサートで初チャレンジしたディスコヒットである。ライブ収録なので弱冠聴 き辛い箇所もあるが、パワーでは負けていない気がする。
でも、ファンとしては、オリジナルアルバムの少ないピンク・レディーの曲としてはB面は貴重な音源である。
正直、ガッカリでしたね。とにかくヒットチャートに・・・と焦りが見え始めていた頃のことです。この辺り、時間もなかったんだろうけどどうにか1曲欲し かったです。

波乗りパイレーツ(U.S.A吹込盤)  (波乗りパイレーツ(日本吹込盤))
この辺りからピンク・レディーのシングル及び アルバムはアメリカ進出に全ての標準を合せているように感じた。
シングル盤に同じ曲のバージョン違い。
当時、小学校6年生。LPなんぞとても買えなかった頃、新曲のシングルレコード(当時600円)を買うのが唯一の楽しみだった小学生はこのシングルを買っ て”損をした”と思ったであろう(笑)
なんでB面まで同じ曲なの〜っ!と言った小学生は多かったと思う。
ビーチボーイズだかなんだか知らないが、B面を楽しみにしてたのに〜と思っていた小学生は実際多かったと思う。
ピンク・ターフーンのライブ盤からのカットの次がこれ〜?と思っていた小学生はやはり多かったであろう。(クドイ?笑)
大人になりピンク・レディーがビーチボーイズとの共演により作成したこのB面の凄さを認識するまで、その想いは拭い去れなかった・・・(笑)
今回の復活公演でもいいところでこの曲のA面バージョンは使用されたが、やっぱり明るくていい曲ですね。
渚のシンドバッドよりクオリティの高さを感じます。
そしてB面におさめられたこのバージョン違いは今やとっても貴重な音源となりました。
踊るピンク・レディーという日本のイメージなど頭に入れず、この曲、本来の味を生かしたのがビーチボーイズさんがこの曲に対して行ったことだったのです。 イントロの音は明らかに高い波をイメージしたものであると思えるし、ちょっとミディアムに味付けしたテンポも穏やかなビーチの光景が思い浮かびます。こ りゃあ日本のあの混み合ったビーチなんかではなく、リゾート感覚のする海辺のように思います。
最後のサビをリピートしていく終わり方にもとてもセンスを感じますし、F.Oで終わるところなんか、砂浜を後にする様子が伺えますね。
アルバム「ピンク・レディーの不思議な旅」にはこのバージョン、イントロに波の音を収録していますが、シングルにも欲しかったですね〜。
洋楽関連者も要チェックのビーチボーイズとの波乗りパイレーツ。機会がありましたら是非、ご一聴を。
そういえば、このバージョンの波乗りパイレーツ。僕の結婚式で使いました。呼んでいた友人からは「ここは海の家か!」と突っ込み入れられましたが・・ (笑)

Walk Away Renee    (Kiss In The Dark)
アメリカでのデビュー曲「Kiss In The Dark」のカップリング曲。
前年78年10月当初デビューシングルとして予定して「LoveCountdown」と同じ時、録音したものである。
1966年レフト・バンクというグループがヒットさせ、68年にもフォー・トップスというグループが再びヒットさせている。
ピンク・レディーが3度目この曲を歌うことになった。
(PinkLady in U.S.A参照)
これもソウルフルな曲のひとつで、当時アメリカのプロデューサー「マイケル・ロイド氏」が目指していたものが伺えるというもの。単発ヒットのみ狙うのであ れば、カップリングも同様にディスコサウンドを持ってきたはずである。
シングルのカップリングでそれぞれ違う方向性を打ち出し、PINKLADYというアーティストの幅をアピールしたかったのではないか?と思う。
それも、オリジナルではなく、過去ヒットした曲を持って来ていることもアメリカの人々に親近感を与える作戦だったのか?などと少々とぼけた発想もしてしま う。
このシングルを買われた方が(当時、アメリカで)JapanesePopsSinger PINKLADYをどのように評価したかなんとなくではあるが想像できる気がする。
残念なことにPINKLADYのアメリカでの活動は1年足らずで幕を閉じたが、もう少し活動期間があればもっと可能性があったのではないかと思ってしまい ますね。
しかし、アルバムはともかくとしてTOP40入りしたこのシングルの2曲は確実に記憶に残っていることであろう。

アダムとイブ・スーパーラブ   (マンデー・モナリザ・クラブ)
アメリカでの活動が本格始動を始めてから日本 でのシングルもそれに比例するようなサウンドが多くなっていった。
この曲はマンデー・モナリザ・クラブのカップリングであるが、これも当時のディスコサウンドの要素をたくさん意識し取り入れている曲である。
ジンギスカンであるとか?アラベスクなどの音を意識しているようである。
実に当時の日本人からすると、奇奇怪怪な音に聴こえたかもしれない。
こういったサウンドは英語の歌詞だからいいのであって、洋楽かぶれともとれないことはなかったのではないだろうか?
僕は前作KissInTheDarkよりこちらのシングルの方が好きでしたので、もちろんこの「アダムとイブ・スーパーラブ」も大好きでした。
イメージではこの辺りからピンク・レディーもB面を含め”らしい”サウンドを実現できてきたのではないかなあと思います。
人気後退とはうらはらにピンク・レディーにしか出来なかった時代を先取りした音楽展開は ここからだったといえます。
もう10年時代が違ってたなあと思うのであります。

愛しのニューオリンズ   (DO YOUR BEST)
悪くいえば、”洋楽かぶれシリーズ”第2弾が この曲。
まさしくダイアナ・ロスのイメージです。

舞台をニューオリンズにもっていったところがソウルフルなイメージです。
当時小6。ニューヨークとの区別がつかない自分がいました。(お恥ずかしい〜)
ピンク・レディーがシングルでB面であろうとバラード系が来たのは初めて。
”大人のうた”を歌うピンク・レディーに世間が戸惑っていた頃ですね。
このシングルから一気に人気が下降していきましたが、その頃ファンでこの曲を聴いていたものにとったら”得した気分”でした。
みんな〜知らないだろう〜  って感じで。
最初、ピアノで始まるイントロは初めてのパターンでミーのソロとケイのソロがそれぞれ2箇所入ったお得シングルとでもいいましょうか?
最初のミーのソロが終わってドラムスの刻みでいつもの8ビートのリズム途中ケイのソロパートで気分を盛り上げ後はサビの部分をふたりの最も得意な声を出す 歌唱で終わります。
サビの盛り上がりが特に印象的に残る曲です。B面にはもったいなかったかも?



秘密のパラダイス  (愛・GIRIGIRI)
A面「愛・GIRIGIRI」は後期ピンク・ レディーの中でも名曲中の名曲と知られているが、このシングルのB面はまた楽しい世界であります。
タイトルにパラダイスと入っている通り、ちょっと今までのシングルB面とは違った雰囲気を感じます。
秘密の言葉パピオ〜なんて歌ってたりして、全盛期のシングルではファンタジーがA面、現実的な世界がB面だったことから考えると、ここにきて逆転したよう にも思えます。新しいピンク・レディーファンタジー?とでもいいましょうか?
・・・多分・・・子供のファンへのサービス?なんでしょうか?
79年の秋から今までの路線から本物志向の路線へと転向したピンク・レディーでしたが、ワンツッスリーワンツッスリーウー!・・な〜んてやってた子供ファ ンにしてみれば、少々分りづらい楽曲が出てきたので、ではB面くらい・・・と楽しい曲を入れてくれたような気がします。
でも、よ〜く聴くと歌詞には想像が広がる言葉を多く使ってますが、曲は明らかに都倉サウンドとは異なります。
分りやすい8ビートではなく、どことなくディスコティックにも思えるし、ラップのような早口の歌詞が印象的です。まるで呪文でも唱えているかのような切り 口は新しいピンク・レディーのパラダイスへと誘われているかのよう。
実はこの曲も自分で振りをつけたことがあります。(このシングルを買ったのが学生服(中学へ上がる年でしたので)を買った日でした。)
ステージで歌うミーちゃんケイちゃんを想像したら浮かんできた振りです。
後期のA面もいいですが、B面にもけっこうなお宝潜んでますよ。この「秘密のパラダイス」もその1曲でしょう。

ザ・忠臣蔵80  (世界英雄史)
僕のページのMyBestSelection に掲載していますが、ピンク・レディーのB面曲で第1位がこの曲「ザ・忠臣蔵80」であります。
A面との関連性をつける意味で世界の歴史がA面だとすれば、こちらB面は日本で有名な忠臣蔵です。
日本の英雄を語るとき、この忠臣蔵は欠かせませんからね〜
そんな歴史的な事柄を背景にピンク・レディーが現代の恋愛劇を披露します。
タイトルのひねりはピンク・レディーらしくなおかつアイドルらしい感じです。
でも、楽曲的にはとってもポップな仕上がりとなっています。
ミーとケイがひょっとして本音ととれる?内容がなんだがリアルに感じるのは僕だけでしょうか?
だって、この曲の頃ですよね。あの事って。

元々親友だったミーとケイが初めて女同士の友情を背景に歌ったのがこの曲のように思うのです。
ケイちゃんのためにミーちゃんは「許せないあいつ」でも、ケイちゃんは「やっぱり好き」と歌っています。
このページの冒頭から書いていますが、ピンク・レディーの場合、A面はピンク・レディーB面は根本美鶴代、増田啓子だと思うのです。
本当の姿はこの裏HISTORYに隠されている・・・なんちゃって。
でも、それぐらい生身の女性を歌った曲が多いのがB面の曲たちなんですね。
だから・・・けっこう好きな曲も多いのかも知れません。
そして、この曲のサビ♪ちゅうしんぐらぐら〜
はピンク・レディーならではのフレーズ。
ちょっとコケティッシュですが、実は深刻・・みたいな。
いろ〜んな意味で曲調もそして歌の内容もかなり好きな曲なんですよ。

BY MYSELF  (うたかた)
アメリカで発売されたファースト・アルバム 「PINK LADY」その中の収録曲StrangersWhenWeKissに日本語詞をつけて発売された「うたかた」
この曲の発売に合わせるようにピンク・レディーは解散を発表した。
カップリングのこの曲「BY MYSELF」はA面のイメージを損なわない聴かせるピンクのナンバーである。
後期ピンク・レディーの特徴がよくあわられている曲だと想う。

解散というひとつの節目を歌っているような切ない内容にミディアムテンポのリズム
全盛期のピンク・レディーにはなかった艶っぽさをかもし出すボーカル
キャラクター的でもなく何か面白い言葉をふりまくわけでもなく・・妙にアメリカ的でもなく・・ただただ”普通の歌”
純粋にハーモニーを使った曲
PINK LADYだと聞かなければわからないようなごくごく普通の歌
それはピンク・レディーというあの強烈なインパクトから解き放たれたような曲
言い換えれば何の特徴もない曲である。
でも、それは根本美鶴代、増田啓子という歌の好きな二人の女の子が純粋に歌っている曲でもある。

♪お願いよ気付いたとしても気付かないふりをして欲しい・・・

皮肉とも取れるこんな悲しいフレーズでこの曲は終わる。それもF.O.という形で
BY MYSELF 自分自身という等身大を表現するとき、大人になった私の静かな出発を意味しているようにも感じられる。
自分の道を新しく進もうとする前向きなメッセージともとれる
そんなメッセージは解散発表と同じ時期、B面に収められた
そっとさりげなくファンである僕達にそっと・・・語りかけるように・・・

ひとつの転機をこの曲に託して・・・・

カトレアのコサージ (リメンバー)
淋しい季節は誰しも好きではありません。
しかし、そんな季節はこの曲に合せてやってきました。
さわやかな秋空のもとさわやかに笑顔を浮かべる二人のこのジャケット写真が逆に淋しさを助長しているかのように・・

カトレアのコサージをあなたが受けてくれたら・・

前作「BY MYSELF」よりもっと淋しい・・というよりしっとりとしたピンク・レディーのハーモニーが聴ける1曲です。
緊急発売となったA面「リメンバー」この曲が本来ならば彼女たちのオリジナルだったという話は以前書きましたが、そのA面とまるで違うパターンの楽曲がこ の「カトレアのコサージ」ですね。

当時、牛乳石鹸シャワラントリートメント7のCMソングとしても流されていました。
アンケートではこの曲への投票も多く、ピンク・レディーファンの方々が如何にミーちゃんケイちゃんのバラードを好きなのかわかりますね。

これから丁度、この曲に合う季節となります。
デビュー31年の秋、もう一度この曲を聴き直してみましょうか?






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