未確認飛行物体
今現在でも未知との遭遇は人々のロマンである。

あの日見つけた一番星に乗って降りてきたあの物体は未確認のまま、地球上に根をはってしまった。
いつしか人々の心の奥底まで入り込み操ることに・・・
チャッチャッチャッダララチャッチャッチャッ・・・
このリズムにのって訳も無く踊り狂う人々の心・・
いつしかこの現象を人々はこう呼んだ「ピンク・レディー旋風」と
まさしく、未知との遭遇だった。
未確認のものが隕石だったのか?定かではないが、ピンク・レディーと名づけられたこの物体は女の子の形に姿を変え、地球の人々に”夢”というものを与える。
女の子の形になったピンク・レディーは数がふたりと地球上ではそう呼ぶ。
一人をミーそしてもうひとりをケイそう呼んだ。

しんじ〜られないことばか〜りあるの
本当にそうだ。こんなこと信じられるわけがないのだ。しかし、現実にそうだったのだ。
現実にテレビというメディアを通して誰もが夢中になったのだ。
普通の人間にこんな現象を起こす力があるのだろうか?

もしかしたら・・・
そんな疑いを地球の人々はもった。
彼女たちは地球人じゃないのでは?ひょっとしてこの間の隕石だったのでは?もしくは・・・あのUFOが・・・

色んな妄想がふけるこんな日もあのリズムは聴こえてくる。
チャッチャッチャッダララチャッチャッチャッ・・・

もうやめられない・・
人は誰しも空想とか夢とかを現実に見たいという欲求を持っている。
幼い頃みた空想という名の”ゆめ”を追いかけ生きているようなところがあるからである。
このUFOというのはピンク・レディーの世界を無限大のものへと飛躍するのに最も大切な作品である。と同時に現実に”ゆめ”を見たいというみんなの気持ちを目の前に現実にみせてもらった作品のように思う。
未知との遭遇が”うた”になったことでピンク・レディーにしか出来ない世界は大きく広がった。
 阿久先生がこの詞を書いてますが、未確認であるというひとつのテーマをまるでアニメーションのようにでも、実は現実味を帯びた、夢と現実の橋渡し的な世界をここで描いているような気がします。
本当は人間のふたりをあたかも人間とは思えないようなコンセプトのもと、”夢の入り口”へ誘う技はまさしく現実味を帯びた世界の中で唯一みんなが憩えるひとときを作ったような気がします。
確認できるけど、確認できないみたいな人の欲求を満たすのに、また疑問を投げかけ、答え探し的な作りが有効な作品だったなあと思います。
ポイントは「もしかしたら」という一説。
一番気になるところではないでしょうか?
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