第八章 続SingleGirl編

1990〜1995

こんな記事の内容も払拭したピン ク・レディーです

9/9MIEちゃんの「平成粋女艶男」掲載



ピ ンク・レディーの復活!大特集〜


81年の解散以来、初めての阿久、都倉コンビによる新曲「2年目のジンクス」をひっさげてNHK歌謡パレードで2ヶ月間の限定復活を行ったピンク・レ ディー。
思えば、この時からピンク・レディーを囲む環境に誤解の雪解けは始まったのかもしれません。
因縁のNHKでの大々的な復活は時の流れというものを実感させてくれたように感じます。


最初にピンク・レディーの新曲が報道された記事がこちら。
この時には、2年目の逆流となっています。
11月放送まで、このタイトルだと信じきっていました。
確か復活が報道されてからしばらくしてNHK−FMでゲストに招かれ2時間近く色んなコメントを残してくれてましたね。

この時のコメントに改めて阿久、都倉コンビによる曲の魅力の深さを感じます
といっていました。

解散後初の作詩:阿久悠 作曲:都倉俊一 振付:土居甫 というかつてのプロジェクトチームが復活してのピン ク・レディー復活劇。
当時、話題になりました。
色んな紙面を再び飾ったミーちゃんケイちゃん
その記事のひとつひとつ、ゆっくりご覧下さい。(当時スクラップにしておいてよかった〜今じゃ宝ですね)
記事 を読みたい方、記事写真をクリックしてね。
 
   

ピンク・レディーの歌は歌になりそうにない題材を歌にしてしまうところが一番の特徴。
今回の場合でも2年目のジンクスな〜んて普段何気に聞いている言葉を歌にしてしまっています。
作詞家の阿久悠氏もピンク・レディーほど”想像”が広がる歌手はいないとおっしゃってますね。
久しぶりに酸素のたっぷり入った空気を吸った気分です
ともコメントをしています。
無念の解散から10年。
見事な復活はこれから新たに始まるPINK LADY STORYの始まりでした。
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そして・・・待望の初披露の後、紙面を飾った嬉しい記事のひとつひとつ
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この時、一緒にレコーディングした、ポロロッカは後のベストCDとツイン・ベストに 収められましたね。

そういえば、この頃つぶコーンスープのCMソングでも復活!
私のハートはつぶコーンスープに夢中よ〜
朝から晩までつぶコーンスープのトリコよ〜
・・・・つぶコーンスープお・い・しぃ〜
な〜んてちびマル子ちゃんみたいなのと一緒に出てUFOみたいな踊り踊ってましたね〜
なつかし〜

2年目のジンクスについて

この時の新曲、「2年目のジンクス」について は僕がHPを立ち上げた2004年 夏に一度コラムを書いている。
現在「ピ ンク・レディーの風」に掲載しているのがそうである。
当時から大好きな曲のひとつで、歌謡曲の中のピンク・レディーというのがいったいなんだったのか?改めて問いただした曲のように思う。
洋楽との関連ページ「PINKLADY SexyDynamite!」ではピンク・レディーをPINKLADYとして捉えた見解のページを作っているが、ここでいう歌謡曲の中のピンク・レディー の果たした役割とは?といった観点から書いてみる。

そもそも我々は日本人であり、やはり馴染みの深いのは歌謡曲である。
日本人のほとんどが歌謡曲で育ち歌謡曲から想い出をいくつももらった。
ここでポイントなのが、歌謡曲の良さってなんだろう?答えは・・・言葉である。音の良さが音楽の良さであるとすれば・・・言葉が分らなくても心に響くもの は多くあるだろう。
しかし、言葉を通じてメッセージを送るならば・・・やはり日本人の我々には日本語が最適なのである。当たり前だがその当たり前のことをあえてここで書いて みる。

ピンク・レディーのファンタジーが今でも古臭くなく、輝いているひとつに言葉の良さがある。
コケティッシュなキャラクター的要素の曲の中に大切なメッセージをいくつも含ませたピンク・レディー一連のヒット曲を手掛けたのは言わずと知れた阿久悠  氏である。

この90年復活時のこの2年目のジンクスにも巧みな言葉はいくつもちりばめられているのだ。

人間何でも説教じみたことには嫌悪感を示す。しかし、楽しいと感じることの中からであれば大事なメッセージは伝わる。
今現在のたくさんのヒット曲にはメッセージ色が強い曲が多くそれに共感する若者たちがそれらの曲を聴き大切なものを心に留めるのだ。
では、ピンク・レディーを好きな我々は?・・・当然ピンク・レディーの曲からそのメッセージを受け取るに違いない。
そう考えると、ピンク・レディーという国民的支持を得たスーパーアイドルの果たす役割ってなんだろう?

他の歌手では絶対に歌えない曲をあえて歌いそれらをみんなが受け止める。ピンク・レディーと聞いただけで感心を示す人が多い・・・ということはメッセージ を受け取る人々が多いということである。

歌謡曲という一一般大衆の娯楽の中に一種独特ではあるが大切な言葉をいくつも散りばめてそれを感じさせず視覚的に脳の中に移植を始める。
それがピンク・レディーの魔法なのだと思う。

大切なメッセージ・・・については「ピンク・ レディーの風」に記載しているのでそちらをご覧下さい

今でも2年目のジンクスで歌っていることの大切さ・・・感じます。

次回はMIEちゃんのあのシングルからです。お楽しみに〜(平成・・・)


平成粋女艶男
お酒のコマーシャルソングシリーズとして初の 歌謡曲路線の曲をリリースしていたMIEちゃんでしたが、この曲は前2作よりちょっと本来のMIEちゃんよりの作品となりました。
久しぶりに踊って歌うMIEちゃんがこの曲から再開となったのです。
不思議なことにMIEちゃんもケイちゃんもピンク・レディーの復活を機にエネルギーが蓄えれるのでしょうか?

おとなどうし、ジンクスとホントにMIEちゃん納得してんの?と思えるバリバリの歌謡曲路線からその路線の延長ではあるけれど、元気いっぱいのノリノリソ ングに移行できてちょっと嬉しかったんじゃないかな?など・・・当時思っていました。

この曲も実はバリバリの歌謡曲です。
演歌でいえば、応援歌??もしくはお祭りソング?
そのような路線でしたから。

時代が昭和から平成に変わって2年余り、昭和を代表する歌手MIEがタイトルに「平成」と入れているあたり、新しい私を表現したかったんでしょうか?

この曲が新曲の頃、今はもうなくなりましたが、神戸のポートピア遊園地でミニLIVEを行ったことがありました。
そのLIVE。しっかり拝見させていただきました〜。
もう、最高!!!のLIVEでしたよ。

ピンク・レディー・メドレーももちろん歌ってくれましたが、その時の選曲がペッパー警部、ウォンテッド、マンデー・モナリザ・クラブ、Strangers When We Kissなどなど・・アンコールではUFO、NEVERなどを。
ラストはもちろんMIEちゃんの大好きな曲「Memory」だったと思います。
カーペンターズのTOP OF THE WORLDや黛ジュンさんの「天使の誘惑」なども披露いただきましたが、一番嬉しかったのはあのStop in the name pf loveを歌ってくれたこと。

ショー終盤で私の新曲知ってますか〜の問いにシ〜ン。
僕は平成粋女艶男〜と言ったのですが本人に聴こえたかは定かではありません。

初めて振り付きで見る「平成粋女艶男」MIEちゃんまさに粋女!と想いましたね〜。

そしてここまでのポリドールレコードからリリースされた4枚の作品の集大成として84年ソニーからリリースされた「NEVER」以来のアルバムを発売され ました。

タイトルは「DIAMOND&GPLD」
おとなどうし、ジンクス、平成粋女艶男のシングルはカップリングを含めて6曲に新曲3曲。
ポリドールでのファーストシングル「今がChoice!」を加えて全10曲です。

全体的にドロドロした大人の恋を歌った曲が中心です。
全体を聞き終えると・・・な〜んにもいいことないやん!と泣いてしまいそうな・・・そんなアルバムです。
テレサ・テン的作品で占められているアルバムですね。

1曲目のBroken Heartはアカペラコーラスをバックにさわやかに歌い上げていますが、これもやはり淋しい恋を歌っていますので。
だからこそ、ラスト10曲目収録の「平成粋女艶男」のようなワッショイワッショイソングに助けられる・・そんな感じがします。

人生悔やんでもしょうがない。
笑って生きようや!みたいな大阪のノリ的アルバムともとれるでしょう(なんのこっちゃ?笑)

そんなこのアルバム聴いてみたい?・・・って言っても今では手に入らないしろものなんだ・・・
おしまい。

2006.9.9記

こんなこと書いたからでしょうか?今現在復刻して聞くことができます
2008.11.4




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